広告会社入社間もない新人は何を感じているか
就職活動のミスマッチを防ぐために
入社後のイメージを具体化することの重要性を記しました。
今回は、ちょっとコーヒブレイクになるのですが
私自身が、入社して間もない頃書いていた記事(日記)を発見したので
紹介したいと思います。
正直申しますと、
私は単純に日々の出来事を綴った日記ブログが好きではないです。
オンラインで書いているのに、読む人に対して
「楽しませたり」「共感させたり」「有益な情報を与えたり」「考えさせたり」
といった配慮が欠けていると
違和感を感じてしまうのかもしれません。
そんな考えを持っていながら、以下紹介する記事は
普通の日記なので恐縮(というか、正直恥ずかしい)ですが
広告会社に入った後
どんなことを求められ
どんなことを考え、葛藤しながら働くのか
を見ていただき
みなさんの進路決定に際して、わずかでも参考になれば幸いです。
以下、当時の文章そのままです。
--------------------------------------------------------------
もう春ですね。
土曜に見に行った江戸川公園の桜はとてもキレイでした。
しばらくは通勤が楽しめそうです。
そして・・・
ついに4月突入。
社会人になって一年間が経ちました。
早くも先輩になっちゃうのでちょっと会社生活を振り返ってみます。
「この世界は情報戦だ。24時間アンテナを張れ!」
「お前はどう思う?ゴールイメージは??」
この二つのコトバを先輩方に一年間言われ続けました
「新人にムチャ言うな~」
って思うことも多かったけど
追い立てられるようにして一年間過ぎてみると
財産のように思えるから不思議なものです。
”新しいアイデアは情報の掛け合わせから。
強い意思とゴールイメージはアイデア実現の原動力。”
きっと先輩はこういうことを肌で感じて欲しかったんでしょうね。
大したことは全くできないけど基本姿勢だけはわかった気がしてる今日この頃です。
感謝しております。
続けて少しだけお仕事の話。
僕の仕事では
テレビ、雑誌、新聞、インターネット、口コミなどなど、あらゆるメディアに精通していることが アドバンテージとなります。
流行とか元々どうでもいいと思ってるので苦労しまくりです。
「向いてねー」ってよく思います。
情報集めまくっても混沌としてることがよくあります。
そんな矢先、企画会議で某化粧品会社のプランナーの方がこんな発言をしてました。
「全体を貫くテーマを明確にしなさい。」
要は全体を包括するテーマを確立して
たくさんの情報をそれに従って整理しようということ。
コミュニケーションの企画には
あまりに当たり前の発言だけど僕にはなんだかドキッとするものがありました。
「それって今の自分のこと??」
って気がしたんです。
もともと広告代理店に入ったのは
”映画をつくる”
という強い意志があったんですが最近目の前の情報に埋もれてその気持ちにモヤがかかってました。
自分のあのモチベーションってどこにあったんだっけ?
それがあのプランナーの人の言うテーマにあたるものなんじゃなかろうか。。。と。
先日、映画監督志望の韓国人の子に会いました。
自分を見てるようで興味深かったんでどうして映画を作りたいのか尋ねると
「自分の感じたことや考えたことを大切にしたいから」
とゆっくりと答えました。
慣れない日本語でもその口調には迫力を感じました。
「あぁこれがテーマだ。」
と思いました。
懐かしいような、あおくさいような
自分の原点を見せてもらったような気持ちでした。
一貫したテーマのあるプロモーションがそうであるように
信念のある生き方には求心力が生まれると信じて止みません。
新しい年度、
根本の思いは忘れずに仕事に取り組もうと思います。
そして新しく入社する後輩には
「情報感度」「ゴールイメージ」そして何より
”テーマを持つこと”
を伝えたいですね。
--------------------------------------------------------------
当時の記事、ここまで。
長文、お付き合い頂きありがとうございました。
当時の私が提示している、働くに際して必要な能力
・情報感度
・ゴールイメージ
・テーマを持つこと
は、いま見返してもひとつの側面として
間違ってはいないような気がします。(もちろん、もっと色々ありますが)
入社後イメージのご参考までに。

↑
次回の記事に期待していただけたらクリック投票いただけるとうれしいです。
書きかけのテーマが大量なので、ぼちぼち更新していきます。